祖母傾最新情報を見るとミツバツツジが咲き始めた様子。こうなるともう血が騒ぎ出すが、さて山行先となると頭を悩ます。考えた山は宮崎県の可愛岳、そして大分県の藤河内渓谷のミツバツツジだった。藤河内渓谷であれば夏木山にも登れると。
藤河内渓谷のミツバツツジは咲き始めで、時期がまだ早かった。
記
【山行日】2017年3月16日 (晴れ)
【山行先】夏木山(1386m)
【山行者】単独
【行動コース】夏木山新道登山口(7:40)~あけぼの平(8:40)~夏木山(9:40/10:10)~大鋸・小鋸~犬流越(12:55/13:15)~犬流登山口(14:00)~夏木山新道登山口(14:15)
【行動時間】6時間35分(休憩時間含む)
【行動記録】
夏木山と言えばアケボノツツジが魅力の山。その時期にはミツバツツジも同時に見れて良いのだが、今回は花が何もない時期だが、ひょっとするとマンサクが咲いているかも知れないと淡い期待を抱いていたのだが。
この時期に、しかも平日に登る人はいないだろうと思っていたが予想通り。頂上まで1900mを確認しゆっくりゆっくり山頂を目指した。登りの登山道は急登が続き意外と手古摺る。
登山口の気温は1℃とかなり冷え込んだ模様。薄い手袋をはめていたので指先が温まるまで時間がかかった。花が無い時期は黙々と歩くのみで味気ないのだが、集中力は高まるようだ。
あけぼの平付近になると薄らと雪ん子が落ちていた。
久し振りの本格的な山登りは流石に疲れた。山頂から傾山を眺める。一時は傾山に登ることを考えたのだが、今回は夏木山で良かった。
傾山は眺めるだけであった。
休憩しながら大崩山を楽しむ。ササユリが咲く時期に登ろうかなぁ。一休み後、五葉岳も考えたのだが花もないので大鋸・小鋸を歩く事にした。
大鋸・小鋸登山道はロープ場あり、梯子場ありと緊張の連続、集中力を維持するのも大変である。
二段梯子。梯子場は気分も和らぐのだが。
ロープ場は慎重に。、
氷柱が誕生していた。山中は結構冷える。そういえばマンサクのある場所を通過したのだが、まだ蕾であった。
アップダウンとテープを確認しながらの歩きは緊張の連続。漸く風景が楽しめる地点で立ち止まり傾山を眺める。傾山から祖母山につながる連山、祖母山がチョッピリ見えた。
大鋸・小鋸登山道から真正面に見えるのは檜山(1297m)。
根っこだらけの上に薄らと雪があり、しかも降り。滑らない様に降りも緊張した。
降り時の梯子場。梯子がないとぞっとするのだが。先人の皆様方に感謝、感謝。良くもこの山中に運んだものかと感心するばかりであった。
両手両足を活用。意外と楽に登れる。
やっと犬流越に。ひとまずは一安心、そして、お握りとアンパンでお腹を満たした。ヒメシャラの光景に癒されながら下山開始。
犬流登山口はこちらの登山道から。
コースに間違いがないことをしっかり確認。
木につかまりながら急登を慎重に降る。登山道には石楠花が沢山自生していた。
犬流登山口までもう少しと自分を励ましながら歩く。
この地点は確か三つの沢が合流している所。間も無く犬流登山口だ。
犬流登山口に降り立ち、急に疲れたような。それにしてもその筈、緊張の連続だったからなぁ。夏木山新道登山口までひと歩きだが足が重たいこと。何か花でも咲いていればテンションも上がるのだが。
ゴールイン。夏木山(大鋸・小鋸)を歩き通せる体力が戻っていたのは嬉しかった。
《ミツバツツジ観賞》
夏木山登山では花との出会い叶わず意気消沈していたが、帰路やっとミツバツツジとご対面。
観音滝付近で見ることができたミツバツツジ。漸く咲き始めたと言った感じ。
木山内岳の登山口。
藤河内渓谷キャンプ場近くの車道に咲いていたミツバツツジ。
まだ、咲き始めだったが目的の花を少しでも見ることができ嬉しかった。
次の出会いはどこの山になるか楽しみだ。
これで心もほっこり。今日も一日山歩きを楽しむことができ感謝。
《一口メモ》
以上