由布岳にすっかりご無沙汰していたので、ササバギンランの開花観察を兼ねて由布岳山行を計画した。体調が万全ではなかったが、そこは気力でカバーと考えていた。でも現実は厳しいものがあった。
ササバギンランを見たいため塚原登山道を選択した。実物を見るのは今回が初めて。
塚原登山道の途中に咲いていたミヤマキリシマ。背景の山々は鶴見山系。
記
【山行日】2018年5月15日 (晴れ)
【山行先】由布岳東峰(1580m)&西峰(1583.5m):別府市
【山行者】単独
【行動コース】塚原登山道路肩P(8:25)~塚原登山口(9:15)~お鉢巡り鞍部分岐点(11:45/11:50)~西峰(12:15/13:10)~マタエ~東峰(14:05/14:15)~東登山口~塚原登山道路肩P (16:00)
【行動時間】7時間35分(休憩時間含む)
【行動記録】
今週の天気予報は15日(火曜日)が晴マーク。今日の青空の下で山歩きを満喫したいと意気込んでいた。ただ気になる点は咳があり万全ではないことだった。
塚原登山道の出発地点。ここから登山口までは舗装道を歩く事になる。
作業道を歩いていると岩に”山”の刻印があった。”山”の刻印は時々見かけますね。
淡々と歩いていると崩壊地の地点に到達。山肌の崩壊はまだまだ続くのだろうか?さて、この辺りからキョロキョロ。ササバギンランがあった筈だ。
花芽をつけているササバギンランはこのひと株のみであった。他の株は花芽はなく今回は時機尚早だった。でも、花芽を見ただけで良しとしましょう。
塚原ルートの標識を見逃さないようにしっかりと確認。
由布岳塚原ルートの登山口。ここから山路歩きとなる。その前に見ておきたいものが?
ササバギンランです。まだ早かった。
自然林を満喫しながら一歩一歩。この時点では余裕があったのだが。
ミツバツチグリ。ミツバツチグリ(三葉土栗 )はバラ科キジムシロ属の多年草。
ヤブレガサの絨毯路。
山芍薬が辛うじて一輪のみ咲いていた。ラッキー。
高度の低いところではミヤマキリシマがところどころ咲き始めていた。
バイケイソウの群落地。
原生林の様な雰囲気を感じながら分岐点を目指したいたが、疲れがひどく立ち止まる回数が増え始めていた。
塚原登山道とお鉢巡りコースの合流地点にやっと辿り着く。この地点から西峰を目指す事に。
由布岳の景色が一変し緑に染まっていた。
まだフデリンドウが咲いていた。
西峰に到着。山頂に着いた時はもうヘロヘロになったいた。山頂の外気温は25℃、道理で水分の補給が多かったのか。山頂で小一時間ほど休憩するも疲れは余り取れなかった。もうここで引き返そうかと思ったのだが、東峰に登山者が多いことに刺激されマタエに向かった。
イワカガミが咲いていないかと期待していたのだがやっと会えた。
鎖場を無事通過しマタエに着く。マタエは結構賑わっていた。
西峰からマタエまでは降りだったので差ほど体力を必要としなかったのだが、東峰の登りでは足が進まずやっとの思い出山頂に立つことができた。14時を過ぎていたので静かな山頂であった。ひと休みして下山開始。
東登山口に進む。
鎖場のところまで降りてきたらイワカガミが咲いていた。
でも岩場の高いところに咲いているので近づけない。残念だがチャンスはまだあるだろう。
イワカガミさんありがとう。パワーをもらい再び気合を入れる。
イワカガミの次はミヤマキリシマ。ピンクが鮮やかでイイねぇ。
由布岳山麓のミヤマキリシマがこんなに咲き始めていたのかと少々驚く。
日向観察路分岐点まで降りてきた。ここまで来れば東登山口までひと頑張り。
由布岳東登山口に着きホッとする。あとは車道歩きで車を停めているところまで5~6分である。
《一口メモ》
塚原登山道の自然林やお花を楽しむ事が出来たのだが、今日はバテバテだった。体調管理に留意すること。
以上