倉木山＆花散策！

　九月最初の山歩きはケミヤマナミキの花を見たいため倉木山と決めていた。本来ならもう少し早く行きたかったのだが、天候に恵まれず今日となった。

　自宅を出たのが午前４時過ぎ、久し振りの別大国道は思った以上に車が流れていた。由布岳登山口に着き登山の準備する。さて、東山いこいの森で花散策後倉木山を目指すかと一瞬思ったが、倉木山を先に登る事にした。
期待していたケミヤマナミキは見付けることができず、レイジンソウで満足する事にした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

【山行日】2015年9月4日　（金曜日）　　晴れ
【山行先】倉木山（1160m）
【山行者】単独
【行動コース】倉木山登山口P（6：35）～倉木山（7：40/7：50）～倉木山登山口P（9：20）
【行動時間】2時間45分（休憩時間含む）
【行動記録】
1）倉木山
　倉木山登山口に一番乗りであった。やはり、由布岳に登る人が多い様だ。さて、9月の倉木山はどのような花が咲いているのか。期待を膨らませ山路を目指した。
今日最初の撮影はヤマホトトギス。まだ咲いているのにはビックリ。
見事な立ち姿のオオバショウマ。なかなか素敵ではないか。
団体さんも素晴らしい。山路に目を光らせながらケミヤマナミキはないかと探すもそれらしき物を見付けることができない。
とうとう山頂についてしまった。せめて由布岳でも眺めたいと思うもガスで眺望も駄目だった。
山頂付近には確かオオナンバンギセルがあるはずだと探す。茅を踏んだ跡がありそこを覗くとちょこんと咲いていた。
アゲハ蝶が羽を広げて食事中？
フシグロセンノウもひっそりと咲いていた。

2）倉木山麓花散策
　下山後、山麓で花散策を楽しむ事にした。さて、どのような花に会えるか興味深々だった。
最初に出会ったのはキスゲ。未だに咲いているのには驚く。由布岳もガスが取れボンヤリと見えるようになっていた。
好き透るような花びらは美しい。
由布岳を背景にしたヒゴタイもなかなかの見頃であった。
コバギボウシの模様に惹かれてしまった。
カワラナデシコがまだ元気に咲いていた。
今年は随分とオトギリソウを楽しむことができた。
この花はナンテンハギ。
この時期には是非見たい吾亦紅。
○○アザミ。とても背が高いのにはビックリ。
茅の中に咲いているフシグロセンノウを見っけ。
今季お初のツルニンジン。まさかツルニンジンに出会えるとは。嬉しい悲鳴であった。
花の中はこのような模様に。
ヤマトラノオもまだ咲いていた。
キツリフネも見ることができた。
ここに群生していた。
？

3）東山いこいの森花散策
オオキツネノカミソリを観賞して以来の東山いこいの森だった。この時期に咲く花はどのようなものがあるのかと楽しみだった。
倉木山麓から由布岳登山口に移動すると駐車場ほば満杯。やっと１台のスペースに駐車することができた。
倉木山、山麓でも見ることができたフシグロセンノウ。自然観察路にも咲いていた。
レイジンソウもあちこちに咲いていた。
藤あやこさんが歌っている”麗人草”　君は可憐な恋の花。
今日一番の喜びはコフウロとの出会いであった。小さな可憐なコフウロにウットリだ。
これは見事なツチアケビだった。
由布岳の山容も見れたしいこいの森を歩いて良かった。タンナトリカブトはまだ蕾だった。そして全体的に葉が枯れかかっていた。

4）霊山寺周辺花散策
　霊山寺周辺花の車道沿いにスズムシバナが咲くことを知る。そろそろ咲き始めではないかと思いつつ”東山いこいの森”から霊山寺に向かった。
霊山寺の駐車場に車を停めて花散策へ。車道を歩いているとなんと草刈が行われていた。これはやばいぞと思いつつ歩いていると駐車場から近くの地点で紫の花に出会った。
最初に見つけたのは刈り取られていたスズムシバナであったが、まだ刈られていないスズブシバナが残っていて良かった。
花は小さのだが葉っぱは大きい。
全体像はこのような感じ。スズムシバナを見たからここで引き返すことにした。駐車場に戻りお寺の境内を散策する。
種田山頭火の句碑があることを知る。
「しぐるるやしぐるる山へ歩み入る」なんとなく」なんとなく心情が伝わってきた。そして、もうひとつの石碑は坂村真民さんの詩の一句であった。
【念ずれば花ひらく】、夢もてその道に進めば、いつかは叶うかもしれないと作者は思っていたようです。
霊山寺の楼門を仰ぎ見て帰宅した。

《ひとくちメモ》
　 【念ずれば花ひらく】には届かなかったが　霊山寺周辺花でスズムシバナの存在を知り得たことは大きな収穫であった。ケミヤマナミキは今後出会えること期待し念ずる事にしましょう。　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上