山を詠んだ短歌
2014年6月11日 水曜日
終日どんよりとした曇り空で体も弾けなく気分も内向的な一日であった。そんな時はどうしてもパソコンに向かう時間が長くなる。ふと、山の花を詠んだ俳句はないかとノートを見ると『岩かがみ霧が暗しと灯をともす』(藤岡筑損邨)が記録されていた。そうだ、山を詠んだ短歌はないだろうかとノートを捲っていると最近登った山の短歌があるではありませんか。という事で今日はチョッピリ短歌の勉強をしました。
2014/5/17 祖母山
祖母山の山開きで記念のバンダナを頂いたのは先月だったが、遠い過去のように感じる。
祖母山の頂にて白装束の神主が祝詞のたまう山開く朝 持田勝穂
2014/5/26 韓国岳
山友さん達との韓国岳のお鉢巡り、さらには窪から見上げた韓国岳の山頂等々、楽しい山旅であった。
山越しの遠いかづちの音すなり韓国嶽に雲わける見ゆ 西村光弘
霧島の韓国嶽に夕陽落ち雨のはたぐもかげろひて来ぬ 花田比露思
2014/59/30 大船山
大船山のミヤマキリシマは空振りであったが再挑戦したい。さてコースは?
大船の山根に凝りし雨雲のうごくともなく夕さらむとす 持田勝穂
2014/6/10 由布岳
昨日の由布岳はガスに覆われ神秘の世界であったが、万葉集では木綿(ゆふ)山と詠われていた。
由布の峰希にこの朝雲無きを柳のかげの湯船より見る 与謝野寛
思ひいずる時は術(すべ)なみ豊国(とよくに)の木綿(ゆふ)山雪の消(け)ぬべく念(おも)ほゆ 万葉集
《自宅の花》
蕾
1)ムラサキツユクサ
2)ルドベキア
3ギボウシ(擬宝珠)
まだまだ先になることでしょう。
《今日の小さな歓び》
『南極風』 笹本稜平著を読み始める。
以上
by tinnan1515 | 2014-06-11 18:26 | 思いのままに綴る日記 | Comments(0)