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五月雨を詠んだ俳句を2句

2012年7月17日 火曜日

     ミンミン蝉が鳴き出しそしてクマゼミが鳴き出す頃には梅雨も明けると思うのだが
    相変わらずの傘マークには少々うんざり。
    気持ちもなかなか切替わらないが五月雨の句で気が紛れるかもしれない。

                            
                           記

1、漢詩

     早に白帝城を発す 李伯 

     朝に辞す 白帝 彩雲の間 
     千里の江陵 一日にして還る
     両岸の猿声 啼いて住まざるに  
     軽舟已に過ぐ 万重の山

2、短歌

    葛の花踏みしだかれて色あたらしこの山道を行きし人あり  釈迢空


3、俳句

    五月雨の降残してや光堂        松尾芭蕉
    五月雨や上野の山も見飽きたり    正岡子規
    しぐるるやしぐるる山へ歩み入る    種田山頭火

《一口メモ》

     梅雨時の大雨は北部九州に甚大な被害をもたらしが、今も昔も
     降りすぎる五月雨には困り果てたようだ。

                                                  了

by tinnan1515 | 2012-07-17 10:17 | お気に入り俳句・漢詩 | Comments(0)

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