この時期になると見たい花はオオヤマレンゲ。各地からのオオヤマレンゲ開花情報を目にすると、自分も一日でも早く見たいとの気持ちが高ぶっていた。
祖母傾最新情報でオオヤマレンゲが咲いていることを知り得たので、晴れの日をマークしていたら6月13日が晴れマーク。この日を逃したくなく祖母山山行を決行した。
9合目小屋付近はオオヤマレンゲの群生地。お気に入りの山の貴婦人を追い求めてウロチョロ。真っ青の青空を背景に満足。
オオヤマレンゲ(大山蓮華)は、モクレン科モクレン属に分類される落葉広葉樹の低木の1種。
記
【山行日】2018年6月13日 (晴)
【山行先】祖母山(17566m):竹田市
【山行者】単独
【行動コース】神原登山口P(4:30)~5合目小屋(5:10/5:20)~山頂まで2.2Km地点(6:00)~いのちの水(6:55)~国観峠(7:20/7:30)~祖母山(8:20/9:10)~9合目小屋~メンノツラ分岐点(10:10)~神掛岩&メンノツラ越分岐点(11:50)~5合目小屋(12:30)~神原登山口P(13:00)
【行動時間】8時間30分(休憩時間含む)
【行動記録】
1)神原登山口から祖母山まで
13日の15時までに自宅に戻るとの約束があり、前日から神原登山口で車中泊する。12日は19時過ぎから就寝。いつの間にかぐっすり寝ていた。途中2度程起きたのだが、その時空を見るとなんと満天の星に感動する。
午前3時起床。登山準備、朝食を済ませて午前4時半スタート。まだ夜が明けないのでヘッドランプを着用し5合目小屋を目指した。
ヘッドランプの灯りに白い物が浮かんで来た。キヨスミウツボ(清澄靫)であった。
過去、この時期にミヤマコナスビとクモキリソウを見ていたので注意しながらゆっくりと歩く。
薄暗くても黄色の花は目立つ。早速にミヤマコナスビ(深山小茄子)に出会った。嬉しいの一言。
目の高さの位置に咲いていたので簡単にゲット。ウリノキの花は今季2回目。
5合目小屋付近で再びミヤマコナスビ(深山小茄子)に出会う。残念ながらクモキリソウは出会い叶わずであった。
5合目小屋で衣服調整とトイレ休憩。昨日腰の痛みを感じていたのだが、今日は痛みもなく問題なさそうだった。
祖母山頂まで2.2Km地点。
午前6時になるとすっかり夜は明けている。そして空は青空が確認できた。
シソバタツナミ。
葉の裏側を確認すると紫色だった。
いのちの水。登りが続くも意外と涼しく息を切らすこともなく殆んどなかった。それでも水は結構飲んでいた。
国観峠に着くとひと安心。今日の祖母山は稜線がはっきり見え気持ちが良かった。
祖母山到着。先ずは着替えを済ませてからコーヒータイム。
山頂に咲いていたミヤマキリシマ。
祖母山でミヤマキリシマ楽しめてラッキー。
次は山の風景。馬の背から池の原、大障子岩へつながる縦走路。
根子岳と阿蘇山。
山頂付近に咲いていたオオヤマレンゲ。今日はこの花を見るために祖母山に足を運んだ甲斐があった。
山頂のオヤマレンゲは開きかけの状態なので、9合目小屋付近のオオヤマレンゲを楽しむ事にする。
2)9合目小屋付近のオオヤマレンゲ観賞
9合目小屋にザックを下ろして群生地のオオヤマレンゲを楽しむ。
オオヤマレンゲを満喫したので下山路はメンノツラ越から5合目小屋に向かう事にした。
3)メンノツラ越から5合目小屋&神原登山口。
神掛岩コースからメンノツラ越で祖母山に登ったのは過去一度だけ。このコースで下山したいと思っていたので、今日実行に移す事にした。
祖母山に別れを告げる。
この地点がメンノツラ越で神原に進む登山道である。ここから一気に小松尾根の急登を降る。
メンノツラ沢コースと尾根コースの分岐点。
登りで一度このコースを歩いているのだが降りになると少々不安。テープを探しながら緊張の連続、漸く1回目の虎ロープの地点に着く。ここまではなんとか道迷いもなく辿り着くことが出来た。尾根は結構荒れているので歩きづらい。
2回目の虎ロープの地点。
3回目の虎ロープの地点。ここの岩場は鮮明に覚えていた。
神掛岩とメンノツラ越の分岐点。ここに着きホットした。ここからは数回歩いているので心配無用。
神掛岩まで行く気力はないので傾山系を眺めて5合目小屋に向かった。
ヒメシャラの群生地。このような樹林地帯を歩くと心が和む。
山芍薬の群生地。来年は山芍薬を楽しみたいなぁ。
この小さい花の名前は?ツクシガシワ(筑紫柏)。ツクシガシワ, ガガイモ科 カモメヅル属. 山地の林下などに生える多年草で、高さは50 ~100センチ。茎の先はつる状に伸びる。
葉の形はこのような形状。
最後はヤマアジサイで締めましょう。
《一口メモ》
祖母山のオオヤマレンゲを見ることが出来たので心浮き浮き。そして、神原登山口から周回コースでらメンノツラ越で下山したことが大きな収穫だった。
以上