2018年7月8日 日曜日(雨)
『文豪の凄い語彙力』を読み『秀雅(しゅうが)』の語彙を学ぶ。下記の文章は本から抜粋。
秀雅(秀雅にして高からぬ山) 吉川英治
孔明の帰ってくるまでは、そこにたたずんででもいたいような玄徳であったが、是非なく、童子に言伝てを頼んで悄然、岡の道を降りて行った。
秀雅にして高からぬ山、清澄にして深からぬ水、茂盛した松や竹林には、猿や鶴が遊んでいる。玄徳は、ここの山紫水明にも、うしろ髪を引かれてならなかった。 吉川英治『三国志』
『秀雅』の意味:(風景・環境・装束・美的感覚などが)秀麗である,優雅である,みやびやかである.
”秀雅にして高からぬ山”この文章に接して、山歩きが好きな自分にとってとても刺激を受けた。いつの日にかはこの様な山に登ってみたいし、すでに登っているかも知れない。
先ずは、『秀雅』の語彙を使った文章が書けるように学習しなくては。
《ことわざ慣用句の学習》
●意志のある所には道がある
●石の上にも三年
●石橋を叩いて渡る
●石部金吉
●医者の不養生
《日本名言名句の辞典》小学館
1、人の生死・一生
“死”
7)謂はずや人生朝露の如しと、されば老と幼とを問はず、翌日ありとて楽しむ者、蓋し皆死期を楽しむ者なり。
*泉鏡花『快語』(明治三十年)
8)絶望の痛苦を癒すものは、宇宙間唯死あるのみだ。
*泉鏡花『快語』(明治三十年)
9)むかし、男、患ひて、心地死ぬべくおぼえければ、「つひにゆく道とはかねて聞きしかどきのふけふとは思はざりしを」
*『伊勢物語』(延喜~天暦年間・901~957頃)
●「いつかは行かねばならない死出の道とは聞いていたが、それがきのうきょうのこととは思っていなかったのだがな」。病気になって、死ぬかも知れないと思っての歌。
《漢字の学習》
【知らないと恥をかく間違いやすい漢字】 やくみつる 著
【第2章応用編】知っていたら自慢できる漢字
●四字熟語の「」にはまる正しい漢字は?
1)「ふはい」堕落⇒負敗、腐敗、不敗 2)本末「てんとう」⇒転到、店頭、転倒
3)「むい」自然⇒無為、無衣、無易 4)面目「やくじょ」⇒厄女、躍如、役如
5)和洋「せっちゅう」⇒折衷、 折中、切中 6)「こっく」勉励⇒酷苦、国供、刻苦
7)時期「しょうそう」⇒尚早、相早、焦燥 8)疾風「じんらい」⇒仁来、迅雷、神来
9)情状「しょくりょう」⇒尺量、酌量、釈量 10)「しんら」万象⇒森羅、新羅、神羅
【解答】
1)腐敗 2)転倒 3)無為 4)躍如 5)折衷 6)刻苦 7)尚早 8)迅雷
9)酌量 10)森羅
《今日の小さな歓び》
夕方から鎮南山の稜線が見えだしたこと。
以上
# by tinnan1515 | 2018-07-08 18:50 | 思いのままに綴る日記 | Comments(2)