古希を記念して、くじゅう17サミッツを今年の当初から考えていたのだが、なかなかその気になれずやっと重たい腰を上げる事に。そのきっかけは初孫の一歳誕生であった。
くじゅう17サミッツは過去2回、2015年9月12日と2016年4月15日に挑戦していた。今回は11月なので気候的にはベストなのだが、何しろ日が落ちるのが早いので自分の足では夕暮れ登山を覚悟していた。
三俣山西峰からご来光を仰ぐ。ご来光は大船山の右の方から昇ってきた。
記
【山行日】2018年11月10日 (晴)
【山行先】くじゅう17サミッツ
【山行者】単独
【行動コース】牧の戸登山口(4:30)~大曲登山口(4:55)~すがもり越(6:00/6:05)~三俣山西峰(6:35/6:40)~三俣山本峰(7:05)~三俣山Ⅳ峰~三俣山南峰(7:30/7:45)~坊がづる(9:00/9:10)~段原(10:45/10:50)~北大船山~大船山(11:30/12:00)~立中山分岐点(12:55)~法華院温泉(13:40/13:50)~鉾立峠(14:15/14:20)~白口岳(15:40)~稲星山(16:30/16:40)~中岳(17:15)~天狗ヶ城(17:35)~久住山(18:15)~2:50)~牧の戸登山口(20:30)
【行動時間】16間00分(休憩時間を含む)
【行動記録】
今回のくじゅう17サミッツは牧の戸登山口が出発地点。大曲登山口まで車道歩きですがもり越から三俣山を目指す。出発時の外気温は確か7℃前後であったような。防寒対策をしっかりと行ない午前4時半スタート。早朝の車道は車が殆ど走らず快適な降りの歩きであった。
大曲登山口から登りの歩きになると流石に体温が上昇してくる。極力汗をかかないように途中で衣服調整。夜明け前は星が見えていたのでガスの心配はなさうと勝手に思い込む。
今日は西峰には寄らずに直接三俣山本峰を目指そうと思っていたのだが、ついつい西峰に足が進んでしまった。結果的にはこれが功を奏し西峰からご来光を拝む事ができた。
朝駆けでご来光を見るのは本当に久しぶりだったので感激した。
ご来光を楽しんだ後は、くじゅう17サミッツの今日最初の山標高1744.7m三俣山本峰。
三俣山北峰の紅葉の面影はなく冬山の様相を呈していた。彼方の由布岳は雲海の上に双耳法峰を覗かせていた。
三俣山Ⅳ峰に寄り道。これから向かう三俣山南峰を眺める。そしてこちらの眺望も。
根子岳が見えていた。三俣山Ⅳ峰から向かう山は三俣山南峰である。
三俣山南峰に到着。ここから坊がづるまで急登の降るになるのでストックをザックに括りつけて下山の準備。ここまで時間は3時間を経過していた。
坊がづるへ1H10分(若者)の標識が。黒土の登山道を心配していたのだがかなり乾燥していたので大助かり。前回は見事にスッテコロリンだったのだが。
降りの途中で一息つき坊がづるの風景を眺める。大船山は遥か彼方である。
坊がづるに降りてきてホットするもこれからが大変なのである。ここまでは割かし順調に歩けたのだが。
坊がづるからの三俣山南峰直登コースを眺める。次に目指す山はくじゅう17サミッツ2座目の北大船山である。
坊がづるから大船山の登山道に入ると一気にペースダウン。息切れが頻繁に起こり何度も立ち止まる。やっとの思いで段原に着いた。10時を目標にしていたのだが余りにもスローペース。でもこれが自分の実力と割り切るしかない。
せめてもの救いは今日の青空。孤らから目指す北大船山と先ほど登ってきた三俣山。
ザックを段原にデポし北大船山に登る。くじゅう連山を眺めが素晴らしかった。この時点では意欲満々であったのだが。
今日の大船山はそこそこに賑わっていた。さすがに疲れたので十分に休息時間を取ることにした。しかし、大船山発が12時とは遅すぎる。
紅葉が終焉すると御池も淋しい光景である。次は霧氷を見たいと思っているのだが。
これから立中山に登り鉾立峠から白口岳に登るコースを眺めながら立中山分岐点を目指して下山する。
立中山分岐点に着きひと安堵し立中山コースに進路を取るも、集中力に欠けていたせいかいつの間にか大船山登山道に戻っていた。これにはショック、引き返すことなく坊がづるに降りる。
法華院温泉で気を休め、意欲を高め、鉾立峠を目指した。鉾立峠から最後の難関白口岳に登る。
白口岳に登っている途中で鉾立峠に下山されている方が多いのにはビックリ。途中でお会いしたグループの方がこの時間帯に一人の老人が登っているの心配されたのか登山コースのお尋ねがあった。暗くなるのでお気お付けられてとの言葉を頂く。ありがとうございました。自分は明るい内に白口岳をクリアーしておけばと思っていたのだが、15時40分着だったので一安心であった。白口岳登頂でくじゅう17サミッツの山は4座目、まだ5座残っていた。
白口岳、中岳、稲星山分岐点まで降りてきた。次に目指す山は稲星山。中岳、天狗ヶ城も間近に見えるようになってきた。
今日は一日中風が吹いていたのだが、稲星山での強風に体が吹き飛ばれそうになる。稲星山の山頂に草木が育たない理由が分ったような気がした。再び防寒対策とヘッドランプを早目に装着することにした。
次に目指す山は中岳。段々と陽が落ち始めていた。
九州本土最高標高の中岳が夕日に照らされていた。山頂までひと頑張りである。
、くじゅう17サミッツ6座目の中岳に到着。そろそろ陽が落ちる時間帯に差し掛かっていた。次の天狗ヶ城まではまだ明るいかなぁ。
夕陽が落ちるのは刻々と進んでいた。
17時35分、天狗ヶ城着。
天狗ヶ城から久住山に向かう時は山容はまだ確認できていた。
こちらは星生山。
久住山登山道にザックをデポし久住山に辿り着いた時はすっかり暗くなっていた。残るは最後の星生山だが安全面と体力を考慮し断念することに。何しろ余りにも時間がかかり過ぎていた。
《一口メモ》
長時間歩き続けることが出来たのは差ほど汗をかく事も無く体力が温存できたことかも知れないが、体力の衰えを考えさせられた。それにしても記念登山としたは一生の思い出に残ることだろう。
以上