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花散策(清滝、白水湿性花園、 白水鉱泉、男池、籾山神社)

2020年5月17日  日曜日  (晴のち曇)

 日曜日は自宅で過ごす事が習慣になっているのだが、NHK囲碁が再放送の為、花散策に出掛ける事にした。
 目的地は清滝、白水湿性花園、 白水鉱泉、男池、籾山神社である。目的の花はコケイラン、サイハイラン、オウギカズラ等々だった。

                   記

 最初の目的地である清滝に向っている途中、路肩に臨時駐車。するとそこにはサイハイランらしきものを目にする。
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最初に見たこの蕾はサイハイランであった。近くを歩いているとちょっとだけ開きかけたサイハイランが。
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目的地に行く前にサイハイランとの出会い。ラッキーだった。サイハイラン(采配蘭)は、ラン科サイハイラン属の多年草。

1)清滝
 この時期、清滝で見られる花はと淡い期待を抱いていた。サイハイランがある事は分かっていたのだが。残念ながらサイハイランはまだ蕾だった。
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 滝の近くにあったサイハイラン。
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 ナルコユリ(鳴子百合)も蕾だった。
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2)白水湿性花園
 白水湿性花園でコケイランが見られる事を把握していたので、今季お初のコケイランにときめいていた。湿性花園内を歩きまわっていたらやっとコケイランに出会うことができた。どうやら花期は終盤の様子だった。
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 二つ目のコケイランは見頃の様だった。コケイラン(小蕙蘭)は、ラン科コケイラン属の多年草。別名、 ササエビネ(笹海老根)。
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 クリンソウは既に終盤。クリンソウ(九輪草)は、日本原産のサクラソウ科サクラソウ属の多年草。
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 ギンランも見る事が出来た。
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3)白水鉱泉(黒岳登山口)
 白水鉱泉で見たい花はウメガサソウ。でもまだ早いと思っていたのだが案の定まだ蕾の状態だった。
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 ウメガサソウ(梅笠草)ははツツジ科ウメガサソウ属の常緑の草状の小低木。
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 今日2度目のギンラン。
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 ギンラン(銀蘭)は、ラン科キンラン属の地生の多年草。
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 今季お初だったギンリョウソウ。ギンリョウソウ(銀竜草)はツツジ科ギンリョウソウ属の多年草。腐生植物としてはもっとも有名なものの一つ。別名ユウレイタケ。
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 ラストは今季何度も見ているキンランを白水鉱泉で見る事ができた。なかなかの別嬪さん。キンラン(金蘭)はラン科キンラン属の多年草で、地生ランの一種。
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4)男池
 清掃協力金を支払い歩き始めると直ぐにコケイランが目に飛び込んできた。やはり、男池で見るコケイランは感じ方が違う様だ。
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 赤い茸は良く見るが黄色の茸は余り見ない様だ。
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 バイケイソウが開花し始めていた。バイケイソウ(梅蕙草)は、ユリ科シュロソウ属に属する多年草。バイケイソウの芽生えの姿が、山菜のオオバギボウシ(ウルイ)やギョウジャニンニクとよく似ているため、毎年のように誤食して中毒する事例があるとの事。
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 かくし水に向って歩きながら、そろそろオウギカズラに会えないかなと思っていたところ、今日最初のオウギカズラを見る事が出来た。
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 花の名前が思い出せなかったツクバネソウ(衝羽根草)。ツクバネソウは、ユリ科ツクバネソウ属の多年草。
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 何故かコクワガタの名前は直ぐに出てきた。ゴマノハグサ科 クワガタソウ属で山地の林内や林縁に生える多年草。
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 今日の目的の花だったオウギカズラを何度も愛でる。
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 かくし水に到着。野鳥の囀りを聞きながらしばし休憩。
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 下山時、出会ったコケイラン。ここには6株あった。登りの時は全く気付かなかったのでラッキーだった。
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 今日はコケイランに満足です。
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 岩を鷲掴みしている風景は何だか恐竜の足を連想させる。
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 最後の花はキバナノチゴユリ。でのまだ蕾だった。
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5)籾山神社
 福寿草に始まりユキワリイチゲ。その後は周辺に咲くアズマイチゲを見るのが毎年の恒例行事。でも、今年はこの時期に咲く花はないかと籾山神社に寄り道をする事にした。
 すると、神社裏の山肌はサイハイランの群生地だった。
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 ホラね。
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 開花株をやっと見つける事が出来た。
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 エビネは辛うじてここの花が残っていた。
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 ヒメナベワリも見る事が出来、籾山神社に寄り道した甲斐があった。ヒメナベワリ(姫舐割)は ビャクブ科 ナベワリ属。 山地の林内や林縁に生える多年草。 和名の由来は、毒草なため、舐めると下が割れるようだからと「舐め割り」が転じてナベワリと呼ぶようになる。
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《一口メモ》
 今日はサアイハイランデーだった様な気がする。もちろん、こんなにサイハイランを見たことは初めて。開花していたらもっと感動した事だろう。

                                   以上

by tinnan1515 | 2020-05-17 19:05 | 山歩き | Comments(6)

Commented by れい at 2020-05-18 12:59 x
こんにちわ(^^)
四月末に白泉荘、前岳登山口辺りで花の蕾かな?何かな?と写真を撮ったものがありました。
それはウメガサソウのようです。うすきさんの写真でわかりました!同じ所でしょうか…
全く知らない花でした。ありがとうございます。
くじゅうの規制も解除されたようでミヤマキリシマは楽しめそうで良かったですね。
でも人の少ない所が良いかなと思ったりしますが(^^;

Commented by tinnan1515 at 2020-05-18 14:38
れいさん、こんにちは。
先ずはくじゅうの規制解除情報ありがとうございます。
これでミヤマキリシマが楽しめますね。
白泉荘、前岳登山口辺りでウメガサソウをご覧になられていたのですね。
同じところですよ。
まだ蕾状態でしたが、もう間もなく開花する事でしょう。
機会がありましたら是非ご覧になって下さい。
Commented by 風来坊 at 2020-05-18 15:29 x
こんにちは、うすきハッピーリタイアメントさん。
またまた、たくさんの花を楽しまれたようで、羨ましいです。
ウメガサソウやバイケイソウなど、まだ先と思っていましたが、もうそろそろなのですね。
6月になれば、ミヤマキリシマも咲くころですもんね。
時間が経つのが、早いです。
Commented by tinnan1515 at 2020-05-18 17:14
風来坊さん、こんにちは。
昨日は花とおじさんでした。
コケイランとオウギガサを見たくて出掛けてきましたが、ウメガサソウやバイケイソウが咲き始めていました。
また、サイハイランの群生地にも出会い収穫大でした。
5月末頃からミヤマキリシマが楽しみですね。
Commented by 山沢周平 at 2020-05-18 22:33 x
ウスキさん、こんばんは。
久しぶりにコメントしています。籾山神社には、ユキワリさんの時期にしか行ってませんでした。
なんと、サイハイランの森でもあるのですね!素晴らしいですね!
今年はコロナ騒ぎで、大分まで足を延ばせませんでしたので、クマさんに会えるかどうかが微妙になってきました。
ヒッソリと美しく咲いているのではと、福岡から想像しています。
Commented by tinnan1515 at 2020-05-19 08:36
周平さん、おはようございます。
ご無沙汰致しております。
野鳥の観察は楽しそうですね。
さて、今回はサイハイランの観察で籾山神社が素晴らしい群生地であることを知りました。
これまでは福寿草とユキワイイチゲを楽しんでおりましたが、これからはサイハイランが楽しめそうです。
クマイガソウの咲く時期ですが今季は開花したものが少なく感じました。少し早かったのかも知れませんね。
私もコロナ騒ぎでできるだけ県内移動に努めているとこですが、何時まで継続できるか疑問になってきました。(笑)
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