黒岩峠~高森峠&清栄山~宮地嶽を歩く!
昨年、初めて清栄山と宮地嶽に登った。その時、登山口である黒岩峠から高森峠まで縦走出来る事を知り得た。一度歩いてみたいと思っていたのだが、その機会が今日となった。併せて翁草が見られる事を期待していた。
残念ながら翁草との出会いは叶わず、シロバナエンレイソウもまだ蕾であった。
記
【山行日】2020年4月7日 (晴)
【山行先】黒岩峠~高森峠&清栄山(1006.3m)~宮地嶽(1010m):熊本県高森町
【山行者】単独
【行動コース】黒岩峠登山口(8:45)~高森峠登山口(10:20/10:25)~黒岩峠登山口(12:10/12:40)~清栄山(13:05)~宮地嶽(13:30)~黒岩峠登山口(15:10)
【行動時間】6時間25分(休憩時間を含む)
【行動記録】
黒岩峠から向う先は高森峠。初めて歩くコースなので興味津々だった。
先ずは高森峠の標識をしっかり確認する。
黒岩峠から高森峠まで3.3㎞。
縦走路にどのような花が咲いているのかと心をときめかせていた 。今季何度も見ているツクシショウジョウバカマが沢山咲いていた。
淡いピンクに色付いているツクシショウジョウバカマ。この色合いもイイネ。
縦走路は多少のアップダウンはあるものの、とても歩きやすいコースである。
エビネの蕾を見る事が出来た。
植林地帯を歩く。どうも花は期待できそうにない雰囲気だった。
でも再びエビネとの出会い。開花時期であれば喜びも倍増するのだが。
このスミレはヒゴスミレかな。
黒岩峠と中坂峠の分岐点に到着。
高森峠登山口。南外輪山の黒岩峠から高森峠までのコース踏破。今日はここまでで往路を戻る事に。
復路で阿蘇山系を眺望する。阿蘇山はまだ噴煙を上げていた。
鉄塔が立っているピークに立ち寄る。
往路では蕾だったフデリンドウ、復路では開花していた。
ここまで来れば道迷いはないだろう。
可愛いスミレ。
このスミレは葉が丸みを帯びていた。
根子岳を眺めながら小休止。
フデリンドウの花の色の濃さが目にとまった。
黒岩峠にゴールイン。この後車の中で昼食タイム。
午後から清栄山に向うもいきなり急な登りになり青色吐息。
やっと辿り着いた清栄山。山頂からは素晴らしい眺望が楽しめた。
根子岳を見てから宮地嶽に向った。
清栄山を振り返ると景色が一変。野焼き後の山肌である。
宮地嶽に到着。山頂にはキスミレが咲いていた。
山頂に咲くキスミレ。あっけなく宮地嶽に着いたので休暇村に向って途中まで歩き、その後引き返す。
宮地嶽の山容。急登を登り返し登山口に向う。
今日の山歩き完了。
《阿蘇野草園》
帰路、阿蘇野草園に立ち寄り花散策。阿蘇野草園のフクジュソウはミチノクフクジュソウとセンターの人から教えて頂く。それからトサコバイモ(土佐小貝母)も阿蘇野草園で見られるとの事。開花期は2月末とのことであった。
(見わけ方)
本州で見られるフクジュソウの仲間は,フクジュソウかミチノクフクジュソウのどちらかである。
もっとも見わけやすいのは萼片の数と長さ。ミチノクフクジュソウは萼片が短く咲ききった花では花弁の半分ほどになり,数はたいてい5枚である。フクジュソウのほうは花弁より少し短い程度で,数も5-10枚と多い。
もう一点は茎を切ってみると中空であること。フクジュソウは中実(中が詰まっていること)。
また,ミチノクフクジュソウの花はひとつの茎に必ず複数の花がつくが,フクジュソウはひとつのこともあれば複数のこともある。
イチリンソウは今季お初だった。
《一口メモ》
好天に恵まれての山歩きは楽しかった。でも、久しぶりの長時間歩きに足が棒になってしまった。
以上
by tinnan1515 | 2020-04-07 20:40 | 山歩き | Comments(2)
この度は貴重なお花の情報を教えていただきありがとうございました。
俵山でも翁草が見られるのですね。
俵山と云えば 萌の里には花散策で毎年出掛けております。
今年も楽しみにしているところです。
仰烏帽子山は花の宝庫の様ですね。
福寿草しか頭にありませんでしたがカタクリ・岩桜・トサコバイモが見られるとは。
大変参考になりました。