2019年9月14日 土曜日
山行先を検討していたらふと大観峰の事が思い浮かぶ。これまではの大観峰は車で行き山頂周辺を歩くのみだったので、今回は登山道を歩いて大観峰に立つことに興味津々だった。その後はリンドウを見たくて扇ヶ鼻山行も計画した。
扇ヶ鼻山頂でリンドウを愛でる事が出来てまんぞくまんぞく。
山ふところの、ことしもここにりんだうの花 種田山頭火
まさか、扇ヶ鼻登山道でミヤマウズラに会えるとは。超ラッキーだった。
記
【山行日】2019年9月14日 (曇・晴)
【山行先】大観峰(935.9m):熊本県阿蘇市&扇ヶ鼻(1698m):大分県竹田市久住
【山行者】単独
1)大観峰
【行動コース】大観峰山頂(7:10)~大観峰登山口(7:45/7:50)~大観峰山頂(8:30)
【行動時間】1時間20分(休憩時間を含む)
【行動記録】
大観峰に登る南側登山口はやまなみハイウェイを経て、県道45号線(ミルクロード)へ進み、国道212号線に分岐し阿蘇市に向かって下って行く途中に登山口あるのだが、登山口が分からず大観峰から南側登山口を目指すことにした。
午前6時半過ぎに大観峰に着くと人出の多いことに吃驚。登山準備をしていると風が吹いており涼風を満喫。少し寒さを感じる程であった。大観峰からの眺望は期待外れだったが、この地点から登山口を目指して下山開始。
南側登山道を見ながら歩く。歩き始めると直ぐに体が温もってきた。
急坂を降りながら展望地まで降りてくるとヘアピンカーブが見える。ここまで車で降りてきたのだが登山口を見付けることが出来なかった。
下山開始から35分で登山口に無事着く。なんだ、ここだったのかと悔しがるも後の祭り。さあ、気合を入れ直して大観峰登山だ!
降りで歩いていたのだが、登りになるとこんなに急だったのかと思いながら植林地帯を歩く。
”石を落さない”の標識を見ながら大観峰を目指す。
木の根が露出しているので慎重に歩く。さらに急登が続く。
”大観峰へ”の標識を確認し山頂を目指す。
登山道は草刈りが行われていたのでとても歩きやすかった。良く整備されておりました。
下山時に見落としていたツルリンドウ。
ツルリンドウを最初に見た時は開花している花が見えなかったのだが、良く探すと一輪のみ開花していた。今季お初のツルリンドウを大観峰で見る事が出来とても嬉しかった。
茅の中に咲いていたツルボ。
そろそろ山頂が近づいて来た。登山道の整備ありがとうございます。
あっ!。大観峰の山頂が見えて来たぞ。
大観峰の小さな山旅を楽しむ事が出来ました。
2)扇ヶ鼻
【行動コース】瀬の本登山口(9:55)~岩井川岳分岐点~扇ヶ鼻(12:35/13:15)~瀬の本登山口(14:45)
【行動時間】4時間50分(休憩時間を含む)
【行動記録】
大観峰から草原の景色を楽しみながら瀬の本へ車を走らせる。もちろん車のドアは開放でガソリン節約。扇ヶ鼻に向うのはここのパークから。
車道歩きで瀬の本登山口に。さあ、今日2度目の山歩き、気合を入れて頑張ろう。
登山届の近くにハガクレツリフネが咲いていた。
次に見た花はツリフネソウ。ツリフネソウは登山道沿いに沢山咲いていた。
毎度お馴染みのウィンナーソーセージことツチアケビ。
作業道から分かれて山路に入るとミヤマウザラに出会う事ができた。
辺りを見廻すと点々と姿を確認できた。ミヤマウズラ(深山鶉)はラン科シュスラン属の常緑の多年草。
こちらの株はすでに花期が終了していた。でも、ミヤマウズラがある事が確認でき大きな収穫だった。
ミヤマウズラに会えたことで気分が一気に上昇。山路もだんだんと登りになってきた。
山頂に咲いていることを期待しながら樹林地帯を黙々と歩く。今日は汗が滲み出る程の暑さはなく大助かり。やっと山容が見られる地点まで登ってきた。ススキが風に揺れていた。
この黄色い花はアキノキリンソウ。
岩井川岳分岐点はまだかまだかと思いつつ歩いていたら、やっと分岐点に辿り着く。扇ヶ鼻山容はガスに隠れていた。
扇ヶ鼻山頂が見える地点まで登ってきた。山頂までひと頑張り、そろそろりンドウの花が気になり始めていた。
山路に一輪のリンドウが咲いていた。今日の目的の花に会えて感無量。
リンドウを愛でながら扇ヶ鼻に到着。先ずは着替えを済ませてから昼食タイム。
山頂周辺でリンドウ散策。ミヤマキリシマの中から顔を覗かせていた一輪のリンドウ。
こちらは笹の中に二輪。
ガスが無くなり星生山が見えてきた。
そろそろ下山開始。ここの三輪の林道は下山時に見っけ。
リンドウを楽しんだ後は淡々と降る。ミヤマウズラを再度楽しみ登山口に向う。
登りの時に確認していたアケボノソウはまだ蕾の状態。
一輪でも咲いていないかと探すとアケボノソウが咲いていた。
この後は駐車場までひと頑張り。無事ゴールイン。今日も小さな山旅を楽しむ事が出来ました。
《一口メモ》
ミヤマウズラとの出会いは嬉しかった。やはり歩いて見ないと分らない事を痛感した。
以上