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熊野江神社のヤッコソウ&高平山のノジギク・ツメレンゲ!

 熊野江神社のヤッコソウを知ったのは11月5日にjinashiさんのブログ、さらには11月13日の周平さんのブログであった。こうなるともうたまらなく見たくなる。

 そしてもう一つの花はツメレンゲ。鋸山では空振りだったので是非見たいと思っていたのだが、周平さんのブログで「鶴御崎灯台」でツメレンゲを見られることを知り得た。

 自分は高平山でもツメレンゲが見られることを調べていたので、熊野江神社の帰路で高平山での花散策を計画した。
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熊野江神社のヤッコソウ。
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高平山で待望のツメレンゲに出会うことが出来たのだがまだ蕾だった。

                     記
1)熊野江神社のヤッコソウ(宮崎県延岡市北浦町)
 
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熊野江神社は道の駅北浦の近くだった。
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自生地はスダジイの林内に限られ、その根に寄生するとの事。我が国では徳島、愛媛、高知、鹿児島、沖縄に分布し、宮崎県では宮崎市内海、双石山、清武町、野尻町、北浦町市振およびこの熊野江のが知られているそうである。
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立派なお社であった。
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神社境内に咲いていたツワブキ。
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ヤッコソウの説明。椎の木に寄生し葉緑素を持たず一属一種の寄生植物と書かれている。
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お初のヤッコソウに感動!
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ヤッコソウ科 は被子植物に属する寄生植物の科。葉緑素を持たない全寄生植物で、森林のシイノキなどの根に寄生する。
ヤッコソウは高知県で発見され、牧野富太郎により命名された。短い地上茎に数枚の小さい葉が対生し、先に花が単生する。ヤッコソウとは大名行列の奴に見立てての命名。
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ヤッコソウを観察していたらスズメバチが一匹飛来してきたので早々に退散した。
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神社周辺に咲いていたサザンカ。

2)高平山での花散策
【山行日】2017年11月15日(曇りのち晴れ)                                    
【山行先】高平山(345.7m)大分県佐伯市蒲江町
【山行者】単独
【行動コース】
里の駅・登山口(9:30)~高平山(10:05/10:10)~仙崎公園遊歩道途中まで~サイクリングロード~ノジギク展望所~里の駅・登山口(12:00)
【行動時間】2時間30分(休憩時間含む)
【行動記録】
 熊野江神社のヤッコソウを堪能した後、里の駅 たかひら展望公園(高平キャンプ場)に移動する。因みにたかひら展望公園はお初であった。
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里の駅、高平キャンプ場。ここが高平山の登山口である。
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たかひら展望公園案内看板。
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高平山を目指していると展望の良い場所に。そこから見える山は。
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元猿山であった。猿年に登った山である。
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頂上まで800m地点。
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とても歩きやすい登山道であった。
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頂上まで400m地点。
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ハルリンドウが芽吹いていた。やはり大分県南部の海岸線は温かいのか?
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高平山(345.7m)は今回が初めて。
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健康登山。登山は、ジョギングや水泳と同じくらい、消費カロリーが高い有酸素運動との事。頂上到着まで3450m。606キロカロリー消費。
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山頂の展望台からちょっと眺めてみましょう。
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曇り空で海が霞今一つの光景だった。
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こちらの山は元猿山。
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梶谷宗忍の方向に進む。
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梶谷宗忍老師の詩碑。
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サイクリングロードに降りてくる。帰路は高平キャンプ場に向かうのだが、ここで冒険心がもたげてきてこれより通行禁止の方向に進んでしまった。
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するとトウワタの花に出会った。。トウワタは元越山の登山口の近くでしか見たことがなくとても嬉しかった。
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トウワタ(唐綿)はキョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ 科)の多年草。原産地は南アメリカ。寒さに弱いため、日本では一年草として栽培される 。1842年(天保13年)に渡来したとされ、和名は種子の冠毛に由来する。
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トウワタの近くでツルソバ(蔓蕎麦)も見ることができた。ツルソバ(蔓蕎麦)とは、海岸近くの林縁や草地で、白い米粒大の花を集合させて 咲かせる微香のするタデ目タデ科タデ属の蔓性多年草。
 その後舗装道を10数分歩いて尾根筋に登り尾根歩きを。しばらく歩くと三角点と案内板があった。
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仙崎公園の遊歩道で現在地まで歩いてきたようだ。ここで引き返す事にした。
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この地点に戻ってくると一安心。このサイクリングロードでイワギクが見られるので楽しみであった。もう一つの目的であったツメレンゲはどこにあるのやら。
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ノジギクが点々とみられるようになってきた。
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枯れた草むらの中にポツンと咲いているのはコバタツナミだ。
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初冬の紅葉の風景を楽しみながらサイクリングロードを歩くも、目は山際の方に向いていた。
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アゼトウナ(畔唐菜)。初めて知る花の名前だった。アゼトウナ(畔唐菜、畔冬菜)は、キク科アゼトウナ 属の多年草。 伊豆半島から西の 太平洋岸に分布する。 冬場でも比較的暖かい海岸の岩場に生える。
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里の駅、たかひら展望公園展望図。
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深島だけが見えなかった。
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清楚な感じがするノジギク。気持ちも自然と和んでくる。
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のじぎく最終展望所。
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ナンキンハゼと云ううのか。ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨)は、トウダイグサ科 ナンキンハゼ属の落葉高木である。
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花盛りのツワブキ。この時期にはツワブキの花が目立ちますね。
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カワラナデシコがまだ咲いていた。
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そして、今日最大の目標であったツメレンゲに遭遇する。なんとそこはツメレンゲの群生地だった。岩壁の高い所にあるので望遠レンズで写真を撮る。
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残念な事にまだ蕾であったが大いに満足。
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今までは鋸山のツメレンゲしか見たことがなかったので、今後は高平山に通うことになるだろう。
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開花している株も数株あった。残念な事に写真はボケていた。
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今日はツメレンゲがある場所を知り得たので大きな収穫だった。
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ツメレンゲさん、今日はありがとう。
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ツメレンゲの大群落地に酔いしれながら歩いていると、ここになんとなんとコシオガマが咲いているではないか。今季はコシオガマを求めて歩きまくったのだが、この地でコシオガマに出会うとは嬉しい限りであった。
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ノジギクの美しさにうっとり。
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言葉はありませんね。ただ眺めるだけ。
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何の実か知らないが色付き始めていた。
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アサギマダラがツワブキの花で食事中。
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こちらのアサギマダラはノジギクで。
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この花でも食事をしていた。
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100万本の”ノジギク”を君のために。なんとスケールの大きな愛の囁きだろう。自分も一度は囁きたかった。100万本の”バラ”を君のために。(笑)
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ノジギクは希少価値が高い植物との事。
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ノジギクの植栽地。
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ヤマハッカの存在も忘れることなくパチリ。
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フジバカマの植栽地にはアサギマダラが飛び交っていた。
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アサギマダラの好物はフジバカマ。
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この時期でもマダアサギマダラが見られるとは。この地で越冬するのであろうか?
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元猿湾に浮かぶ深島が見え始めていた。深島では人の生活が営まれているそうな。
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幸せの鐘。空の公園にもありましたね。
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湾の向こうに空の公園が見ていた。

《一口メモ》
 久しぶりの花散策で充電タップリ。ヤッコソウとツメレンゲのある場所を知り得て次年度が楽しみである。


                                            以上

by tinnan1515 | 2017-11-15 18:00 | 山歩き | Comments(4)

Commented by 山沢周平 at 2017-11-16 19:18 x
うすきさん、こんばんは。

「ヤッコソウ」と「ツメレンゲ」を堪能されたんですね!
私も、初めてでした。なんともユニークな花ですよね!
熊野江神社のところでは、オオスズメバチ3匹と遭遇しました。
やっぱり、「ヤッコソウ」の出す汁に引き寄せられるのでしょうか?
2ヶ所目の市振神社の裏山では、幸運にもスズメバチには遭遇しませんでした。

蒲江の「高平山」、初めて知りました。ツメレンゲの群生地素晴らしいですね!
今度、12月中旬に忘年登山で「元越山」に登る計画をしてます。
その時まで、ツメレンゲが咲いているようでしたら立ち寄ってみようかなと思いました。
Commented by tinnan1515 at 2017-11-16 19:35
周平さん、こんばんは。
熊野江神社のヤッコソウをブログで拝見し、早速に出かけてきました。
お初でしたの感動致しました。
ヤッコソウは虫媒花で、開花の時期を迎えると、花被や上部の鱗片葉から分泌液を出し、この液が発酵するにおいに昆虫が集まるとの事。
スズメバチが引き寄せられる理由が分りました。
市振神社の裏山でもヤッコソウが見られとの情報、ありがとうございました。

蒲江の「高平山」でのツメレンゲ群落には驚きました。
サイクリングロードを歩くと岩壁に群生していますので是非ご覧になってください。
「元越山」登山は空の公園周回コースがお奨めです。
Commented by 風来坊 at 2017-11-18 02:04 x
おはようございます、うすきハッピーリタイアメントさん。
延岡でもヤッコソウが見られるのですね。
いつかは見てみたいと思っていますので、参考になりました。
スズメバチもまだ活動しているのですね。こちらも参考に。
ツメレンゲ、灯台下暗しでしたね。
でも、新しい発見で楽しい一日だったことと思います。
Commented by tinnan1515 at 2017-11-18 05:46
風来坊さん、おはようございます。
ヤッコソウを求めて熊野江神社まで行ってまいりました。
市振神社の裏でも見られるそうです。
お初のものはやはり嬉しいですね。延岡まで足を延ばして良かったです。
スズメバチには要注意ですね。
ツメレンゲの大群落にはビックリでした。
開花時にもう一度見たいと思っているところですが。?
久し振りの花散策は楽しかったです。
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