大障子岩から八丁越・池の原・宮原分岐点までの縦走路で紅葉を見るのが楽しみ。さて、日程は?11月の初めで天候が良い日と云うと、今日が最適だった。
池の原展望所から岩峰の紅葉。
こちらの紅葉風景も池の原展望所から。
記
【山行日】2017年11月3日 (晴れ)
【山行先】大障子岩(1451m)
【山行者】単独
【行動コース】下尾平登山口P(6:50)~徒渉1(7:25/7:30)~徒渉2(7:55)~徒渉3(8:20))~愛しの滝(8:30)~八丁越(9:35/9:40)~大障子岩(10:20/10:55)~八丁越(10:30/10:35)~池の原展望所(12:50/13:20)~宮原分岐点(13:55/14:00)~標高1000m地点(14:40)~尾平登山口(15:40)~下尾平登山口P(16:00)
行動時間】9時間10分(休憩時間含む)
【行動記録】
午前2時半過ぎに目が覚めたのでラジオスイッチオン。NHKラジオ深夜便から”雪が降る”が流れていた。なんとアダモの日本語の歌であった。このことが頭に残っており、尾平に向かう途中でアダモのCDを聴きながら目的地に向かった。
1)下尾平登山口から大障子岩まで
上畑の登山口駐車場にはすでに数台の車が停まっているのを見ながら下尾平に向かった。路肩の駐車スペースには1番乗り。準備中に通り過ぎる車は尾平に向かっているのだろう。下尾平から大障子岩に目指すルートはマイナーなコースなので登山者も少ないのかも知れない。前置きが長くなったが、この地点が大障子岩登山口。今回は周回コースの為ここから出発。
登山届に記帳して落葉を踏みながら作業道を歩く。早朝のひんやりとした空気が心地よ良い。そうそう、大障子岩までのピストンであればこの地点までは車移動は可能である。
途中から荒れに荒れている作業道にお別れしこの地点から本格的な山路歩きになる。ここを降りるとすぐに最初の徒渉地点。
谷川のせせらぎを聴きながら慎重に渡る。心配するほどでもないのだが。
暫くは植林地帯の登りが続くが杉の葉の落葉の絨毯。ふかふかして気持ち良い歩きだった。
2回目の徒渉地点。この後徒渉地点があり合計3回の徒渉。いずれも問題なく渡ることが出来た。
このようなガレ場の登山道も。この谷筋の名称はクーチ谷。
愛しの滝を見ながら八丁越を目指すもだんだんと足が鈍ってきた。
黄葉もだんだんとみられるようになってきた。紅葉はあまり見当たらなかった。
癒しの光景にうっとり。
八丁越を目前にして一人の男性登山者の方が大障子岩の方から下山されているのを目撃。お~い、お~いと声を掛けると、自分が到着するまで待っておられた。お話をしていると長崎県大村市の方だった。なんと今朝長崎を出られてもう下山中にはビックリだった。さあ、気合を入れて山頂を目指そう!
途中で立ち止まり山裾の紅葉を眺める。なんと美しいことか。
大障子岩目前の下りの所でスッテンコロリン。なんと見事に滑った、やゃ注意力が緩慢だったかも知れない。やっと大障子岩到着。途中で山頂を見上げた時、登山者は1名と思っていたが2名の方が休憩中だった。しばし休憩タイムでコーヒーを飲む。
山頂の目前にある丸い形をした岩峰の紅葉は色とりどりで見応えがあった。
山頂からの眺望。くじゅう山系。
由布岳、鶴見岳山系。鶴見岳の紅葉も気になるがなかなか足が向かない。
根子岳、阿蘇山系。いーさんのブログで拝見した根子岳の紅葉は素晴らしかった。
今日は祖母山の容姿をはっきりと見ることが出来満足。
う~ん、素晴らしい紅葉風景だ。
もう一度岩峰の紅葉を見て下山開始。
2)大障子岩から宮原分岐点まで。
大障子岩からの眺望を楽しんだ後は今日のハイライト、池の原展望所からの眺望と縦走路紅葉風景であった。
下山途中で大障子岩の山頂を眺める。空には雲があるものの青空が広がり絶好の登山日和。
今日の祖母山は眺めるだけ。八丁越まで慎重に降りる。八丁越に着くと丁度男性登山者が下尾平から到着。お話をして自分は池の原に向かった。縦走路の紅葉が楽しみだった。
縦走路の紅葉は終盤の様相を呈していたが、所々まだ素晴らしい紅葉が残っていた。淡い色の紅葉も風情がありなかなかだった。それにしても樹林地帯の景色も素晴らしい。
あちこちとコースを外れ写真を撮るのに大忙し。
やっとこの岩峰地点に着く。今日は岩が乾燥しているので余裕で歩くことができた。
八丁越からの軽いアップダウンに息を弾ませながら歩くも紅葉で助けられる。
やっとの思いで池の原展望所に着く。先ずは腹ごしらえを。休憩中に3名の登山者が池の原展望所に見えられた。その内の一人は久留米の方で白水登山口から登ってこられたとの事。あとの方は八丁越でお会いした人。もう一人の方は大障子岩でお会いした鹿児島県の人だった。
ここの岩峰の紅葉風景を見たさに、池の原展望所に来たかいがあり良かったなあ。
こちらの岩峰風景も素晴らしい。
祖母山を眺めてから宮原分岐点に向かう。
まだまだ続く素晴らしい紅葉風景。
ちょっと地味な紅葉だけど樹林地帯に癒される。
紅葉も良いが新緑の時期も素晴らしいよ。
ほとんど落葉しているのが鮮やかな紅葉が残っていたので嬉しい。
縦走路の紅葉を存分に堪能することが出来た。
そろそろ宮原分岐に着いても良さそうなのだが何しろ立ち止まる回数が多くて。(笑)
やっと宮原分岐点に辿りつたのは14時前だった。
3)宮原分岐点から登山口まで。
縦走路の紅葉を楽しんだ後は淡々と下山していたら、確か1300m地点を過ぎたあたりで祖母山に向かわれていた女性の方から声を掛けて頂いた。一瞬どなたかと思ったのだが、最初傾山でお会いした宇佐の方であった。その後何度かお会いしていたのだがここ1年ご無沙汰していた。お元気かなと思ったりしていたのだが、今日お会いできてとても嬉しかったです。
山小屋泊りの登山者にお会いしながら、1000m地点まで降りてきたが思いのほか足が進まなかった。
紅葉を愛でる余裕もなかっだがここで立ち止まり息を整える。
吊り橋まで降りてくると一安心だが今日は車道歩きが残っていた。
やっと尾平登山口が目前に。最後の紅葉を愛でる。トイレに寄り用を足して尾平駐車場に着くとまだ沢山の車があった。自分はここから車道歩きで下尾平まで。
下尾平登山口直前の山際の湿地帯になんとなんとまだアケボノソウが咲いていた。これにはビックリ。最後のご褒美を頂くことができた。
今回も無事ゴールインできた。山の神様に感謝。
《一口メモ》
紅葉を追い求めの山歩き。今回は池の原縦走路での紅葉を満喫する。それにしてもハードなコースであった。
以上