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津波戸山&天念寺耶馬

 11月28日(土)か29日(日)のどちらかで国東のトレッキングのお誘いをうけていた。スケジュールは29日が国東のトレッキングであった。前日は田舎暮らし体験ハウス「トンテンカンの家」で懇親会、その前に津波戸山ともう一山を登る計画であった。

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津波戸山で弘法大師像を見たのは数年ぶりであった。

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天念寺耶馬の無明橋を渡るのは初めてであった。

                  記

【山行日】2015年11月28日  (曇り)                                        
【山行先】津波戸山(529m)&天念寺耶馬(210m)                                 
【山行者】6名
【行動コース】津波戸山P(7:53)~津波戸山(10:20/10:35)~津波戸山P(12:15)
【行動時間】4時間22分(休憩時間含む)                                         
【行動記録】
(その1 津波戸山)
 28日が来るのを首を長くして待っていた。でも気になるのは天候であったが雨の心配はなさそうだった。目的地の津波戸山駐車場に着くまでは、別大国道を通り過ぎてから赤松峠と立石峠と二つの峠越えがある。車であれば難なく峠越えができるのだが、車のない時代は大変な難所だったに違いないと思いながら車を走らせた。駐車場に着いたのは午前7時過ぎであった。既に1台の車が停まっっていた。
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登山の準備をしていたら1台の車が駐車場へ。その後、私にお声を掛けて頂いた。今日の津波戸山登山メンバーのなおさんで、お互いにお初の出会いでした。なおさんは”おおいた山日記”に投稿されているのでお名前は存じていたのですが、今回が初めてという事で早朝から嬉しい悲鳴でした。また、自分の拙いブログをご覧になっているということでこれまた感謝・感激でした。ありがとうございます。
 さて、前口上が長くなりましたが、今日のメンバーの信ちゃん&俊ちゃんさん、higetiasさん&mamatiasさん、なおさん、そして自分の6名でした。
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ノダケ。 ノダケは初めて見る花なので調べてみると次のようだった。”大型の多年草で、草丈は1m~1.5mほどで、中程で茎を分けます。花色が、黒色に近い暗紫色なのが特徴です。 草姿は仲間(同属)のシシウドに似ていますが、花色が違うので容易に区別できます。シシウドの花は白色です。”
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津波戸山登山道案内図。いよいよ山路歩きです。下山時、のぶちゃんがこの場所で登山道の説明するとは夢にも思わなかった。なかなかの名ガイドでした。感服。
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法華院温泉の登山靴を思い出した。また、お饅頭を食べたいなぁ。
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そそり立つ岩峰の間に架かっている小さな無明橋を眺める。
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津波戸山の名所の一つ無名橋。ここの橋を渡れば十番霊場。さて、一番に渡る人は?
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もちろん、信ちゃんでした。
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mamatiasさんも余裕でした。自分はと云うと天狗岩でのことがあり少々ビビっていました。
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無名橋付近おにあった針葉樹に実が付いていた。
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津波戸山の山頂までには幾つものハードルを超えなければ。鎖場が何箇所もあり今日はヘルメット着用であった。
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十二番霊場。八十八番霊場はまだまだ道のりが遠い。ファイト!
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岩場のトラバースを終えると次は針の耳。次から次へと難所が続く。まるで人生の縮図の様だ。
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そうこうするうちに四十四番霊場に辿り着いた。                    
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岩稜のアップダウンや鎖場を歩きながら水月寺奥の院に到着。ここから尾根までひと頑張りである。その前に小休止。なおさんからおやつの差し入れありがとうございました。
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気になるのはやはり由布岳。11月27日現在の登頂の「予定」スケジュールは由布岳は12月12日。週末なので多いでしょうね。
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津波戸山初登頂のhigetiasさん&mamatiasさんご夫妻。不自然ですすよ、もっと寄り添ってください。
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とっても素敵ですよ。
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西展望所からの展望を終えて八十八番霊場巡りへ。苔で覆われた石仏に風情を感じた。
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そして山路には落下した椿、素敵な雰囲気を醸し出していた。
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五十番霊場の石仏さん、何か瞑想にふけられているような。
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岩には大きなイワタバコが。開花時期は見事でしょうね。
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いつの間にか夫婦岩まで降りてきました。そして、弘法大師の像がある所へ。
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弘法大師の像がある所に咲いていたサツマイナモリ。
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六十六番よ八十八番までのコースを歩く。いつの間にか残り20になっていた。
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夫婦岩の次は夫婦杉。いつまでも仲良く逞しく生きてくださいね。
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目標があることは楽しいものですね。もう八十一番霊場までやってきました。
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八十二番霊場で風雨に耐えながらじっと見守ってくださる石仏様、ありがとうございます。
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ラスト近くになり俄然張り切っている自分に驚くばかり。八十二番霊場でした。
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最後の八十八番霊場で今日の目標達成!。
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ここでお別れ。とても楽しゅうございました。
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津波戸山海蔵寺跡に咲いていたモミジ。ちょっとだけ紅葉を楽しむことができた。
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山香町向野地区町づくり推進協議会の皆様ありがとうございました。お蔭さまで津波戸山山行がとても楽しかったです。
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初冬の風景を目に焼き付けながら寒い冬を乗り越えなくては。
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シマカンギクもまだ健在であった。
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サツマイナモリの群生地で花を愛でたら駐車場まではすぐそこだった。
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川べりで色付いていたモミジ。紅葉もそろそろ終わりの様だがもうちょっとだけ楽しみたいなぁ。
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下山すると駐車場には沢山の車が。無事ゴールイン。

《一口メモ》
 津波戸山は低山なれど変化に富んだ結構ハードなコースであった。八十八番霊場巡りの他、無明橋や弘法大師像はさらに楽しさを倍増させてくれた。

                                                    
(その2 天念寺耶馬)
津波戸山登頂後は両子山に登る計画であったが、今後のスケジュールを考慮すると時間が無いとの判断で天念寺耶馬に登る事にになった。自分は天念寺耶馬はまだ歩いた事がなく興味深々だった。
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天念寺岩峰と無明橋の絵図。
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写真で見るとこのような光景。
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この地点から天念寺耶馬に向かった。
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国東を象徴する岩屋の祠と石仏群。
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急峻な岩峰の頂を目指した。
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石塔が設置されていた。
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この岩峰は集中して一歩一歩登ることが肝要かと。
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無明橋を渡ると祠があった。お二人で何を撮っているのでしょう?
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このような岩場も慎重に且つ大胆に通ります。
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天念寺。
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大分県豊後高田市長岩屋 にある川中不動。
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大岩に刻まれた磨崖仏。全高が3mを越す不動明王立像を中心に、左右にコンガラ童子とセイタカ童子の不動三尊が並ぶ。
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長岩屋川の大岩に彫られている川中不動と奥は天念寺の講堂。

《一口メモ》
 天念寺耶馬の無明橋と川中不動は初めて見る。今日はこの二つで満足であった。

(その3 山頭火の句碑  いただきのしぐれにたたずむ)
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津波戸山と天念寺耶馬を歩き躰は汗にまみれていた。温泉に浸かりゆっくりと躰を温めたいと向かった温泉はあかねの郷国見温泉であった。この近くにはもう1箇所温泉場があるようだが迷った末に国見温泉に。
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温泉場に向かっていたら種田山頭火の句碑に出会った。これまた嬉しい出来事であった。

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昭和4年11月26日に山頭火はこの地赤根の里に旅の足を休めたと書かれている。他に下記の二句を読んでいると。
      ぬれてしぐれの すすきわけのぼる
      こんな山水で まいまいがまうてゐる


 その後、温泉の駐車場でサプライズが。なんとなんと、信ちゃん&俊ちゃんさん、higetiasさん&mamatiasさんのお知り合いの山友さんとの出会い。山の縁は不思議なもので翌日の国東トレッキングもご同行する事となったのである。、

 
                                        以上

by tinnan1515 | 2015-11-29 21:30 | 山歩き | Comments(8)

Commented at 2015-11-30 12:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tinnan1515 at 2015-11-30 13:47
なおさん、こんにちは。
昨日、一昨日とお世話になりありがとうございました。
お写真早速に削除させて頂きました。
大変失礼礼致しました。
今後共よろしくお願い致します。
Commented by ポンちゃん at 2015-11-30 18:59 x
うすきさん、こんばんは
国東の山々、何処も仏様に出会えるようですね。
歴史やもあり、登って楽しい山々、これから行くことが増えそうです。
後半になって調子が出てくるうすきさんには、全く脱帽です^^;
Commented by なお at 2015-11-30 23:50 x
うすきさん、こんにちは。
あらためて、お世話になりました(&お手数おかけして申し訳ないです)
ずっと、こちらのブログは拝見しておりましたのでお会いできて楽しかったです。
私も県内の山が多いのでまたどこかでお会いできますね。
ところで、天念寺の無明橋は下から仰ぎ見た事は何度もありますが、やっぱりすごいですね。
私、同行してても無理だったかも(笑)

Commented by tinnan1515 at 2015-12-01 05:30
ポンちゃんさん、おはようございます。
仏の里国東半島の山歩きは心が洗われるような気持ちになるようです。
低山でも山歩きの楽しさを味わうことができますね。
今月は前半はサッパリでしたが、後半の頑張りは自分ながら驚いているところです。
Commented by tinnan1515 at 2015-12-01 05:49
なおさん、おはようございます。
こちらこそお世話になりました。
また、私のブログを拝見されていたと知りとても嬉しかったです。感謝申し上げます。
私も殆んど県内の山歩きですので次回の出会いが楽しみです。
天念寺の無明橋は下から仰ぎ見ると凄いなあと感じますが、その場に立つと抵抗なく渡れると思います。
なおさんでしたらへっちゃらですよ。
Commented by higetias at 2015-12-01 12:15 x
うすきさん、こんにちは。
二日間ご一緒出来て楽しかったです!
さすがにアップが早いですね~。しかもしっかりまとめられているので、そのままリンクを貼らせてもらいたいくらいです^^
国東の山は岩峰歩きもさることながら歴史にも興味を惹かれますね。
遠いですが足の運び甲斐がありますのでまた出掛けたいと思います。


Commented by tinnan1515 at 2015-12-01 20:30
higetiasさん&mamatiasさん、こんばんは。
こちらこそお世話にありがとうございました。
二日間たっぷりと仏の里の山歩きはとても楽しかったです。
ブログ更新ちょっと頑張りました。
漸く平常の生活パターンに戻り落ち着いたところです。
国東の山には私も興味を持ち始めたところです。
また歩いて見たいですね。
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